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アド街ック天国の取材_1/2 を読んでいない方はそちらからお読み下さい。
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10月6日の昼、昼食を食べていると、電話がかかってきました。電話に出た母が「
テレビ局からなんだけど、取材したいみたい。そういうのわからないから代わって。」と。
話を聞くと、調理しているところ、店を営業しているところ、部屋(客間)等を撮影したいとの事でした。しかも
明日!「え!明日ですか?…わかりました、対応します!」
特に調理をしているところは、
- ダシをとる作業をしているところ
- モツ煮の仕込みをしているところ(モツ煮は臭みをとる為にハーブを入れているので、そこを撮りたいとの事)
すぐ撮影できるようにこちらも準備をしなくてはいけないので、その日の夜、緊急会議を開き(大げさ?)撮影に協力できる体制を整えようという事になりました。
10月7日。約束の2時になると、1台のハイエースが店の駐車場に入ってきました。いかにも取材クルーの車ですという感じの、屋根にステップ兼キャリア(場合により、その上に乗って撮影の出来る様な)の付いた。
先日リサーチに来てくれた2人が出て来て挨拶をすますと、店の中に入り、撮影の準備をするスタッフ。メニュー(料理)の映像は奥のテーブルの上で撮影する事にしていたらしく、ものすごい手際の良さで撮影環境が構築されていきます。
業務用のごっつい三脚が広げられ、その上には撮影用の10キロにも及ぶカメラ。照明器具と照明の光を和らげるスクリーン。もちろん長く仕事をされているので、セッティングのスムーズさは当たり前なのでしょうが、素人から見ると、やはりその手際の良さにうならされます。それと畳を痛めない様に、三脚の下にシートを敷いてくれたり、照明器具等の脚の先にカバーが着けられたりと、その辺もバッチリ!

そんな作業の進む中、どの料理をどの順番で用意してほしい等、撮影の進行内容が説明されます。しばらくすると、スタッフより「すいません、店の照明消してもらえますか?」…と。少し驚きましたが、自分たちの用意してきた照明だけで撮影した方が、光の量の調整等がやりやすいのだそうです。
「じゃぁ、まず、モツ煮からお願いします。」指示が出され、調理が始まります。その間、撮影する料理に使う器の空のものを貸してくれと伝えられます。こちらが調理している間も仕事は進み、その空の器をまずテーブルの上に置いて、どんな感じにカメラに映るのかの位置の確認や、カメラの絞り、ホワイトバランスの設定等を済ます為です。見学とは「見て学ぶ」と書きますが、とても勉強になります。
出来上がったモツ煮をスタッフに渡します。我が店のモツ煮は、用意されたステージへ上がり、まさにスポットライトを浴びています。よかったなぁ、モツ煮!(じ〜〜〜ん)

モツ煮と言えば、当然温かい食べ物ですから、それを表現する為にテレビの映像的にも必要なのが、そう、「湯気」です。そこで照明さんが、モツ煮の背面から、懐中電灯サイズの小さいながらも強力な照明を当て、立ち上る湯気が映りやすい様に、湯気に照明を当てます。「なるほどぉ〜。湯気を撮影するにはああするのか!」とても楽しい見学です。
特に湯気は冷めると出ないものなので、当然撮影のスピードが命になります。照明の方も、仲間にああして、こうして、と指示を出し、カメラさんにも指示を出しつつ、確認用のモニター(小さいテレビ状のもの)を覗き込んで…という作業が進みます。高い技術をスピーディにこなさなくてならないので、当然緊張感も走ります。

そして、グルメ番組なんかでよく見る、料理を箸でつまんだところのアップの映像。あの撮影に作業が進みます。やはりそのクオリティが重視される為、つまんだモツ煮の具にちょっとネギがぶら下がっていたりすると、それはNGらしく、何度もリテイクされてディレクター?のOKが出るまで続きます。箸がプルプルしてしまうと、見にくくなるので、ゆっくりと具をつまんだ箸を上げ、一定の高さで止めているのを担当していたスタッフは、小さな力仕事に顔をゆがめていました。カメラのフレームの外でこうした苦労があるから、良い映像が撮れるのだと感じます。よかったな、モツ煮!(じ〜〜〜〜〜〜〜〜ん)
撮影が効率よく進む様に組まれた手順に基づき、調理しているところも撮影されます。モツ煮を仕込んでいるところ、ダシをとっているところ、納豆の天ぷらを調理するところ、焼きおにぎり茶漬けを調理するところ等々…。

これらも、映像を見た視聴者の方にわかりやすい映像にする為、「粉はボールのこっち側に入れて下さい」などなど、細かい指示が出されます。調理場には大きな照明機材を入れられないので、ガングリップタイプの照明を棒の先に着けたもを使います。(上と下の画像で女性スタッフの方が持っているのがそれです)
父は話好きなので、「こうすると、こうなんだよ〜」などなど、料理のウンチクを語り、スタッフとのコミュニケーションを楽しみながら撮影されてました(笑)

それらの作業が完了すると、セッティングの時と同じ様に手際良く撮影機材を片付け、メニューと調理シーンの撮影は完了しました。その後、スタッフは別の場所を撮影しに行き、夜から営業している店内と、客間の撮影に来る事に。
気付けばほぼ開店時間。こちらもせっせとお店をオープンする準備にとりかかります。
今日は嬉しいことに3組のお客様の予約をいただいていたのですが、1組のお客様以外、今日、カメラが入る事を告げていませんでした。(ある意味サプライズ?)なので、来店されたお客様に説明をします。
「実は、今日、これからテレビカメラが入るのですが、撮影に強力して頂けますか?」と。するとお客様は驚きつつも、ニコニコして承諾してくださいました。
こちらと撮影スタッフの都合で、予定より少し遅く到着。まず、お客様にスタッフから撮影協力お礼の挨拶が交わされ、客間を利用してくれたグループの撮影へ。僕は仕事をしながらだったので、全ての撮影を見学する事はできませんでしたが、カメラが部屋の前から扉を開け、すーっと入って行く様にしたり…と、撮影は進んで行きます。お客様が楽しく食事しているところを撮影したり、「こうやって撮影されているんだぁ」と仕事をしながらとても刺激的な光景が。
すると、
「玄関からカメラが入ってきますので『いらっしゃいませ』と言ってもらえますか?」と。
え?!
オレっすか?僕っすか?私っすか?実はテレビに映った事は初めてではないのですが、改めてそう言われると、どことなく緊張してしまう…と思う間もなく、普通に接客しているタイミングでカメラが入って来てくれたので、大きな問題もなく?そのシーンも終了しました。
そんな感じで午後から夜までの撮影は終了しました…が!これらの撮影された映像のどこが使われるか、
そもそも使われるのか? はこちらは全然わかりません。
スタッフのみぞ知るものです。
こうしてブログまで書いて、放映されなかったら…。
泣くなぁ…。
…なので、スタッフさん、よろしくお願いしまっす!